失敗しない！クリーニング店の選び方【良いクリーニング店選びの6つのポイント】｜おすすめクリーニング店徹底比較！安い・宅配・保管・布団で人気の店は？

クリーニング店ってどこのお店も同じに見えて、何を基準に選べばよいのか良くわかりませんよね？

結論から言うと、6つのポイントを押さえておけばクリーニング店選びで失敗することはありません。

本記事では、クリーニング店経営17年の僕が、失敗しないクリーニング店の選びのポイントや、クリーニング店の種類別【特徴・メリット・デメリット】を解説します。

初めてクリーニング店を利用する方、クリーニング店選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください！

【この記事を書いた人】　くりっぷ

クリーニング店経営17年。業界の表裏を知り尽くした現役クリーニング師。クリーニング店情報を詳しく解説します！

※クリーニング師とは、クリーニング業法に基づいて定められた国家資格を取得した有資格者です

クリーニング店選びで失敗しないための6つのポイント
あなたにの目的に合うクリーニング店はどの種類？
クリーニング店の選び方まとめ

クリーニング店選びで失敗しないための6つのポイント

店舗の外観だけではその差が分かりにくいクリーニング店ですが、以下の6つのポイントに注意すればお店選びの失敗を防ぐことができます。

料金
会員特典やキャンペーンを上手に利用しましょう！
納期
納期はクリーニング店ごとに異なり、アイテムによって、依頼内容によって、季節によっても異なります。急いでいる場合は特に注意しましょう！
利便性
営業時間・定休日・立地など、あなたのライフスタイルに合ったクリーニング店を選びましょう！
店のタイプ
クリーニング店には店舗型、宅配型などの種類があります。あなたに合ったタイプのクリーニング店を選びをしましょう！
洗えるアイテム
クリーニング店によって洗えるアイテムには違いがあります。あなたが出したいアイテムに対応しているクリーニング店を選びましょう！
仕上がり品質
クリーニング店によって品質にばらつきがあります。まずは1枚お試ししましょう！

では、順番に解説していきますね！

1.料金を確認しよう！

クリーニング業界では、多くのクリーニング店が、会員価格、キャンペーン価格、お得な回数券などの割引メニューなどの独自のサービスを行っています。料金を確認する場合には、このあたりのサービスも考慮して計算しましょう。

料金体系は「単品価格」「パック価格」の２タイプの店があります。クリーニング代金の総額を出す枚数で割り、１枚当たりの料金を算出して比較しましょう。

宅配の場合、送料についても確認しましょう。注文金額により無料になる場合や、パック価格に含まれている場合もあります。

※現在のところ、一般的なクリーニング店のほとんどは「単品価格」です。ネットで頼める全国宅配タイプのクリーニング店の一部が「パック価格」を採用しています。

［価格が安い店を探すなら…］

クリーニング価格は一般的に、小さな個人経営店より大きなチェーン店の方が安い傾向にあります。その理由は大量生産によって生産コストを抑えることができるからです。

2.納期を確認しよう！

納期はクリーニング店ごとに異なり、アイテムによって、依頼内容によって、季節によっても異なります。一般衣類の場合2日～4日程度かかるのが一般的です。

繁忙期には2週間以上という場合も。また、「朝出して夕方引き取れる」即日(当日)仕上げができるクリーニング店もあります。事前に確認しましょう。

［仕上がりが早い店の探し方のコツ］

クリーニング業界では、早く仕上げることを「即日仕上げ」「急行仕上げ」「クイック仕上げ」と呼び、納期は「当日の朝預り→夕方お渡し」が一般的です。これらの情報に注目して探すと、仕上がりの早いお店を効率よく見つけることができるでしょう。

手順は以下の通り【簡単です！】

「即日仕上げ」「急行仕上げ」「クイック仕上げ」対応のクリーニング店を検索。（例：◯◯市　即日仕上げ　クリーニング）
チェーン店の場合、一番近い店舗を探す。
店舗に電話し、出したいアイテムを伝え、急ぎ仕上げ対応可能かどうか確認する。※アイテムによっては、急ぎ対応できない場合があるため
締め切り時間までに店舗へ持って行く。

3.利便性を確認しよう！

クリーニング店を利用する頻度が多い方ほど、営業時間・定休日・立地が、店選びの重要なポイントになります。あなたの生活スタイルに無理なく組み込める店を探しましょう。

毎日いそがしく、クリーニング店に足を運ぶ時間を節約したい！といった場合には、宅配クリーニングを利用してみましょう。電話やネットで注文するだけでクリーニングの宅配サービスが利用できます。

4.店のタイプを確認しよう！

クリーニング店は外観では違いが分かりにくいため、「安い」「早い」「近い」といった理由で選びがちですよね。

しかし本来は、「あなたがクリーニング店を利用する目的」に合わせてお店を選ぶことがなにより大切です。

安さ・早さ・品質・利便性…営業時間・スピード仕上げなど…あなたの目的に対応してくれる種類のクリーニング店選びましょう。

クリーニング店には種類があります

ここでは、クリーニング店を飲食店に置き換えて解説してみますね！

飲食店には大手ファミレスチェーン店、オーナーシェフの店、ピザ・すしなどのデリバリー、さらには全国お取り寄せグルメなど様々なタイプの店があります。それぞれに特徴があって、違いが分かりやすいですよね！

では、クリーニング店に置き換えてみるとどうなるでしょうか？

飲食店	クリーニング店
ファミレスチェーン	チェーン店
オーナーシェフの店	個人経営店
お寿司屋さんの出前	地元の宅配クリーニング店
全国お取り寄せグルメ	全国対応の宅配クリーニング店

このような感じになります。
クリーニング店にも種類があることがイメージできましたか？

クリーニング店は大きく4つのタイプに分かれます。

チェーン店(ファミレス)
個人経営店(オーナーシェフ)
地域密着の宅配クリーニング店(出前)
全国対応の宅配クリーニング店(お取り寄せグルメ)

クリーニング店には4つの種類があることが分かりました。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

チェーン店

受渡しのみを行うお店をたくさん出店していて、クリーニング処理は集中工場でまとめて行います。大量生産と効率化された流れ作業が特徴です。

個人経営店

工場とお店が一体になっている小規模店です。受渡しのみを行う店を数店ほど出店していたり、集配サービスを行っていたりする個人経営店もあります。小規模で運営しているため顔の見えるサービスが特徴です。

地域密着の宅配クリーニング店

地元のクリーニング店が行っているクリーニングの宅配サービスです。「宅配タイプ」と「集配タイプ」の店があります。小規模で運営しているため顔の見えるサービスが特徴です。

【宅配タイプ】
お客様の都合の良い日にち・時間帯に合わせて伺うスタイル。利便性重視の方におすすめ。

【集配タイプ】
決まった曜日・時間帯に、決まった地域をルート集配していて、その集配時間にお客様が合わせるタイプのサービス。在宅時間が長い方におすすめ。

全国対応の宅配クリーニング店

集荷・配達を宅配業者に委託して行っているクリーニングの宅配サービスです。「単品価格」と「パック価格」の店があります。インターネット上で24時間365日注文できる利便性が特徴です。

「単品価格」の店
普段よく着るＹシャツやスーツ、制服などにおすすめ

「パック価格」の店
まとめて出すとお得。衣替えなどにおすすめ

このように、外観は同じように見えるクリーニング店ですが、実際はいろいろな種類の店があるんですよ！

5.洗えるアイテムの種類を確認しよう！

洗えるアイテムの種類はクリーニング店によって異なります。

一般衣類は、ほとんどのクリーニング店で取り扱いがありますが、その他のアイテム【高級ブランド品】【革・毛皮】【バッグ・鞄】【くつ・ブーツ】【着物】【布団】【毛布】【カーペット】などは取り扱いのない場合もあるため、事前に確認しましょう！

※その他にも【破損している】【汚れがひどい】【濡れている】【ペットの毛が付いている】などのケースはＮＧの場合もあります。

6.仕上がり品質を確認しよう！

信頼できる店かどうか「質問」で確かめる

大事なモノをクリーニングに出す時ほど気になるのが「信頼して任せられる店かどうか」ではないでしょうか？

そんな時は、あなたが気になっていることを店員さんに遠慮なく質問してみましょう。その返答によって、信頼度はある程度判断できるでしょう。

具体的には、質問に対して誠実に対応してくれるかどうかで判断します。

優良店とそうでないお店で特に差が出るのは「受付の店員さんでは判断できない内容の質問に、どのような対応をしてくれるか？」です。

信頼できるお店の場合は、工場スタッフなどに確認を取り、誠実に返答してくれるでしょう。

あいまいな返答で終わらせたり、工場担当者でないと分かりません…といった返答で終わらせたり、という事であれば、信頼できるお店かどうかは微妙でしょう。

残念ながら、このようなお店も少なくないのがクリーニング業界の実情です…。

仕上がり品質を「お試し品」で確かめる

元も子もありませんが、仕上がり品質を確認する一番有効な方法は、実際にクリーニングに出して品質を確かめることです。

まずは、少量の「お試し品」で仕上り品質を確認することをおすすめします。※白い綿のセーターは実力の差が出やすいので、お試し品としておすすめです。

3つの品質チェックポイント！

【におい】
クリーニング特有の悪臭の原因は以下の3つです。

・クリーニング溶剤の管理がしっかりできていない
・においの強い溶剤を使用している
・しっかり汚れが落ちていない

においが気になるという事であれば、工場の管理体制に問題があることも想定されます。

【汚れ落ち】
汚れは、ただ洗うだけでなく、手間をかけたクリーニング工程を行うことで、よりきれいになります。(例：洗浄前のしみ抜きなど）

汚れ落ちが悪いという事であれば、必要な手間を省略していることも想定されます。(※特殊なシミには、「特殊しみ抜き」という有料メニューが別にあります）

【縮みや傷み・風合い】
強力な洗剤を使い、強力な洗浄・乾燥をすれば手間をかけずに汚れは落ちます。しかし同時に、縮みや傷み、風合いの変化が起こりやすいです。

縮みや傷み、風合いの変化が起こったのであれば、アイテムの特性に合わせた細やかなクリーニング処理が行われていないことも想定されます。